緊張型頭痛が肩コリや首のコリが原因の一つになっているということは周知の事実でしょう。肩コリ、首のコリが緊張型頭痛の原因になる理由は、肩や首の筋肉が緊張して収縮し、血行不良が起こって頭痛になるわけです。痛み方も頭が締め付けられるということが多く、普段からストレッチや体操などをして筋肉をほぐすことによって予防できます。では片頭痛はどうでしょう。片頭痛は急激に血管が拡張されて痛みを発症するわけですから、運動すると片頭痛を悪化させます。しかし、それは痛みが発症している時や直前だから悪化させるわけでして、普段の生活から適度に運動することは決して片頭痛に悪影響を与えるとは限りません。疲労を溜めてしまうオーバートレーニングは肉体的にも精神的にもストレスになって片頭痛を引き起こしてしまいますが、適度な運動は体や心のストレスを軽減させて、急激な血管の拡張も防いでくれます。そう、普段から体操などで肩や首の筋肉、人によっては背中の筋肉もほぐしておくことが緊張型頭痛にも片頭痛にも対策となります。現に緊張型頭痛だけでなく片頭痛の予防としても頭痛体操が紹介されていますよね。まだ知らない方は「頭痛体操」で検索してみてください。それでは詳しく首・肩コリが頭痛を誘発する理由を見ていきましょう。理由を知る、知らないでは頭痛の予防効果に大きな差が出てしまうことがあります。
血流が悪いと頭痛を引き起こす
首や肩のコリが悪化すればするほど筋肉やその周りの血管が収縮され、脳や頭部への血の巡りが悪くなり老廃物がたまって神経を刺激し、頭痛を引き起こしてしまうというのが有力説であるので、それを避けるためにはコリや硬さを和らげる必要があります。
コリが緊張型頭痛の原因に
先ほど記述したように、筋肉や血管の収縮により脳への血の巡りが悪くなり、緊張型頭痛のような頭が締め付けられる痛みが発生します。緊張型頭痛のような症状が出た時や、普段から緊張型頭痛を軽度の痛みを感じる方は運動や体操をして血の巡りを良くして痛みを緩和、予防しましょう。体操に関しては片頭痛対策の体操と同じになり、ページ下部にリンクを貼っていますので是非参考にして普段から行ってください。
片頭痛も首や肩のコリが原因?
緊張型頭痛が首や肩のコリによって引き起こされるのはすぐに理解できると思います。ですが、痛みが発症したときに安静にして冷やして対処する片頭痛はむしろ、結局を良くすると悪化すると認識があるのに、何故首や肩コリが原因になるのでしょう。
収縮された血管が急激に拡がると痛みが起こる
神経の名前などの専門用語は書きませんが(私が覚えれません)、拡がった血管が神経を刺激したことが原因で起こるというのが有力説の片頭痛ですが、普段の首コリや肩コリがその「血管が拡がって神経を刺激する」ということに繋がって、片頭痛を引き起こすということになります。週末頭痛といった、金曜日や休みの日に片頭痛が起こるという方もいると思いますが、普段の緊張が解放されて頭痛が起こると言われていますが、それは緊張が解放されて血管が拡がって頭痛を引き起こしているのでしょう。
肩コリや首コリはストレスにもなる
少し話が逸れますが、緊張は精神的な緊張も肉体(筋肉)の緊張も、どちらも原因になっていると私は思います。そして精神と肉体はリンクされていて、精神的な緊張は肉体の緊張を引き起こし、逆も起こりえます。仕事でミスしてしまったり人間関係が上手くいかないなどで落ち込んでいると体もしんどく感じたりすることありませんか?また、風邪やインフルエンザにかかってしまったり骨折など体が不健康な時はネガティブな気分になったりしませんか?このように考えると精神的にも肉体的にもストレスをできる限り取り除かなければいけません。しかしこうも考えれませんか?精神的にリラックスすればそれにリンクして、自然と体も元気にできて肉体的ストレスが軽減されるということ。または体を健康にすれば精神的にもリラックスしたりポジティブになって精神的ストレスが軽減されるということです。話が脱線して長くなってしまいましたが、ここでは首コリや肩コリが片頭痛を引き起こすという話でしたね。何を伝えたいかというと、精神的ストレスが体の緊張も引き起こして肩周りや首周りや脳の周辺の血管を収縮してしまうことも考えられるということ。しかし、普段の肩コリや首コリをなくしていけば体の調子も上がってきますし、肩周りや首周りや脳の周辺の血管が収縮されることがなく急激に血管が拡がるというケースが避けられますし、それによって精神的ストレスの軽減にも期待できます。
肩コリ首コリは万病の元!
万病の元は言い過ぎかもしれませんが、少なくとも頭痛にとってこれらはまさに天敵です。頭痛の原因である血管の収縮も急激な血管の拡がりも起こしてしまって頭痛を引き起こしているわけです。そういった肉体的な面でも体がだるくなって精神的にもストレスを与えるコリ達を運動や体操で予防して頭痛を予防・緩和し、頭痛に悩まない生活を送るよう心がけましょう。